番組制作の仕組み、アドバイス

ロケ取材

ロケ取材

話が前後してしまうかもしれませんが…
今回はロケ取材について説明します。この間にも番組会議は常に行われていると思ってください。

 

番組会議にて、取材したい内容が固まるとロケ取材が行われます。
それはロケハンを数カ月にわたり行う長期的なもの、1発勝負のロケ、何回も行う街頭インタビューなど様々ですが、取材に行く前には準備が必要です。

 

基本的な準備は以下になります。

〇取材費・仮払い金の申請

 

〇取材先までの交通手段の確保
→海外なら手続きを含めた国際便の確保、国内であれば飛行機・電車・船・レンタカーもしくは取材車輛のチケットなどの確保

 

〇泊りであれば宿泊施設の確保

 

〇撮影機材のセッティング
→地方・局・外部の撮影クルーに頼むのであれば必要機材の説明およびロケスケの作成、社内機材を使うのであれば三脚・バッテリー・レインカバー・収録メディア・レンズ・カメラの設定などの準備、レンタル機材を使うのであれば機材レンタルにて発注(Goproなどの特殊機材など)

 

〇謝礼品の準備 ※場合による

 

〇ロケ台本の準備

 

〇ロケで必要な物品の確保
→物撮りをするためのベッチン(物撮りを綺麗に見せるために敷く布)、演出上必要な小道具・フリップなど、資料全般、取材場所でデータを受け取るためのUSB、出演承諾書(インタビューなど出演の承諾を得るための書類)、危険地域に行くのであればヘルメットなど

 

〇取材先との調整

 

ロケ台本については、事前に電話取材・リサーチを元に作成し、プロデューサーや作家・演出のチェックを受けたものを持っていくのが望ましいです。台本を先方に見せるか否かについては、取材先によります。
機材や、宿泊施設などはADやAPで行うのが基本です。wifiが繋がってるとか、喫煙がいいとか、ディレクターの要望に応えてあげてください。

 

ロケ場所についたら何が起こるかわかりません。カメラマンがついている場合はいいですが、ディレクター単体で撮影する場合には段取り能力とあわせてとっさの判断力、頭の中の構成に合わせた必要なカットの撮影、現場で発見した盛り上がりどころをいかにうまく撮影できるかが問われます。

 

現場にあわせた演出力の高いディレクターさんは様々な番組において重宝されます。
場数を踏んで、経験値を積むことが質の高いディレクターへの近道だと思います。

テレビ番組ができるまで

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